フランス国立図書館(BNF)のデジタル書庫"Gallica"で見つけた百年前の月刊誌「ジュセトゥ」(Je sais tout=私はすべてを知る、という意味)や新聞「フィガロ」(Figaro)等から記事や画像を紹介。(現在1910年で進行中)


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巨匠ラウル・プーニョのピアノ演奏急遽中止

f0028703_17544099.jpg1908年2月10日(月)

フェミナ劇場での今晩午後9時からのムジカ先進音楽コンサートで、ラウル・プーニョ氏は、ピアノと管弦楽のための2つの作品:自作の「小協奏曲」(Concertstuck)とセザール・フランク作曲の交響詩「鬼神」(Les Djinns)を予定していたが、急病のため取り止めとなった。事務局ではその代わりとして、ちょうど《劇場の荷物預り係のためのガラ公演》に出演するためパリに来ていたドイツの女流ピアニスト、パウラ・シュテーベル嬢に演奏を依頼することとなった。彼女が演奏する曲目は、シューベルト作曲、リスト編曲による「さすらい人幻想曲」(Wandererphantasie)のオーケストラ伴奏版、およびシューマン作曲の「交響的練習曲」(Etudes symphoniques)である。
この演奏会ではこの他に、ナンシーから特別にやって来たギィ・ロパルツ氏の交響曲第2番( 2e Symphonie)と、アレクサンドル・ジョルジュ氏の「アクセル」(Axel)前奏曲、デジレ=エミール・アンゲルブレシュト氏の組曲「秋」(Automne)がそれぞれ作曲者自身の指揮によって演奏される。それ以外の指揮はピエール・モントゥー氏が担当する。

出典Crédit:©BNF-Gallica #102982 « Je sais tout » No.38; Mars, 1908
出典 Crédit:©BNF-Gallica #287989 « Le Figaro » le 5 Fév. 1908
出典 Crédit:©BNF-Gallica #287994 « Le Figaro » le 10 Fév. 1908
画像 Crédit photographique:©Photo RMN Pho1983-165-546-350 Fonds Photographies - ©Gérard Blot
Titre : Raoul Pugno (1852-1914), pianiste, organiste et compositeur français
Auteur : Boyer (actif vers 1900) Localisation : Paris, musée d'Orsay

[ Ψ 蛇足 ]
ラウル・プーニョ(Raoul Pugno, 1852-1914)は、自作の「小協奏曲」とセザール・フランク作曲の交響詩「鬼神」を予定しており、前評判も高かった。パリ近郊モンルージュ生まれ、父親はイタリア人でカルチエ・ラタンで楽器店を経営していた。国籍の関係でローマ賞へは受験できなかったが、アンブロワーズ・トマの計らいでパリ音楽院に入り、ピアノとオルガンで優秀な成績を上げた。青年期はしばらく不遇だったが1892年にパリ音楽院の和声法の教授に任命されて以来、ピアノ演奏家としてもショパン作品の演奏などで成功を重ね、ピアノ教授としても多くの弟子を育成した。
f0028703_1802798.jpg
(←画像)代役として出演したパウラ・シュテーベル(Paula Stebel, 1885-1932) は南西ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州(Baden-Württemberg)出身の女流ピアニストとしてしか情報がない。「ジュセトゥ」の記事ではショパンのピアノ・ソナタロ短調(第3番)を目を見張る演奏で聞かせてくれた驚異的なピアニストだと記されている。
「さすらい人幻想曲」の協奏曲風編曲(リスト)の演奏はCDでも時々見かけるが、ピアノ弾きからすると「邪道だ!」と言いたくなるそうな。(例:シプリアン・カツァリス+ユージン・オーマンディ盤)

*参考サイト:
(1)Wikipedia(和文)ピアノソナタ第3番 (ショパン)
(2)WWW.78rpm.net 幻のレコード・その1(ラウル・プーニョへの言及)
by utsushihara | 2008-02-10 17:53 | オペラ、音楽、演劇1907-08