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フランス国立図書館(BNF)のデジタル書庫"Gallica"で見つけた百年前の月刊誌「ジュセトゥ」(Je sais tout=私はすべてを知る、という意味)や新聞「フィガロ」(Figaro)等から記事や画像を紹介。(現在1910年で進行中)


by utsushihara

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ルーアンに文豪フローベールの彫像完成

ルーアンに文豪フローベールの彫像完成_f0028703_1795865.jpg1907年10月20日(日)

10月20日ルーアンで文豪フローベールを記念する彫像の除幕式が行なわれた。この建立は美術評論家モーリス・ギユモ氏(Maurice Guillemot)の主唱によるフローベール文学愛好者たちによっており、ルーアン市当局が後援していた。記念像は彫刻家レオポルド・ベルンスタン(Léopold Bernstamm)の手による高さ2m35の銅製の立像で、ルーアン市内のティエール街の聖ローラン教会の前に建てられた。文豪は勝ち誇った様子で少し頭をそり返らせ、長い口髭を垂らしている。ゴール人の族長の雰囲気である。
除幕式当日には多くの祝賀演説が行なわれ、作家協会のヴィクトル・マルグリットは、フローベールが文学に残したものと同じように、美術的な面でこの労作は好例となるだろう、と語った。またルーアン市長ルブロン氏の挨拶の後、文部教育大臣の名代で高等教育局長のシャルル・バィエ氏は、文豪が19世紀中頃のフランス社会の歴史家として、またカルタゴや古代世界を華麗に描き出した画家として、そして諸悪を感じながらも深く国を愛したフランス人であったと称えた。

出典Crédit avec l’illustration:©Larousse Mensuel illustré, Revue encyclopédique Vol.I, No.10 Déc.1907 à la bibliothèque de la Maison Franco-Japonaise, Tokyo

[ Ψ 蛇足 ]
この記事は「ジュセトゥ」の一般記事には掲載されておらず、たまたま見つけた「ラルース月刊絵入百科事典」(Larousse Mensuel illustré, revue encyclopédique)の12月号から引用した。この雑誌「月刊絵入百科」はGallicaでも電子化されているが、文字や画像が不鮮明なので東京日仏会館図書室で閲覧したものを紹介する。
あとでよく調べてみたら「ジュセトゥ」10月号の特集記事に単独で「大いなるフランスの栄光:ギュスターヴ・フローベール」(Une grande gloire française: Gustave Flaubert; par Maurice Guillemot)ギユモ著の一文が見つかった。完全な見落としだった。

*参考サイト:
(1)Gustave Flaubert : Les Amis de Gustave Flaubert(現在の彫像の写真)
(2)Le site du Centre Flaubert à l'Université de Rouen(ルーアン大学フローベール・センター)

**これまでの関連記事france100.exblog:
(1)文豪フローベールの書簡集(1906.03)
(2)劇版「ボヴァリー夫人」の初演(1906.02.22)

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by utsushihara | 2007-10-19 17:08 | 美術、彫刻1907-08