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フランス国立図書館(BNF)のデジタル書庫"Gallica"で見つけた百年前の月刊誌「ジュセトゥ」(Je sais tout=私はすべてを知る、という意味)や新聞「フィガロ」(Figaro)等から記事や画像を紹介。(現在1910年で進行中)


by utsushihara

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「タンホイザー」のパリ再演

「タンホイザー」のパリ再演_f0028703_17153830.jpg1907年10月14日(月)

***アンリ・ビュッセル著『パリ楽壇70年』、池内友次郎・訳編、音楽之友社(1966.10)刊より引用。
1907年10月14日(月):「タンホイザー」の初日も指揮する。「ヴェーヌスベルク」は、極めて悲壮な最後の幕全体と同じく、特に、ローマ巡礼の独唱とおなじく、私を熱狂させる。マルト・シュナルは、若く胸をゆさぶるエリーザベトを演じて、聴衆を心底から感動させる。

画像 Crédit d’image : ©CMN: Archives photographiques (Médiathèque du Patrimoine et de l'Architecture)

[ Ψ 蛇足 ]
アンリ・ビュッセル(Henri Busser, 1872-1973)は8月にミュンヘンにおけるフェリックス・モトルのワーグナー作品の演奏手法に大いに触発されてパリに帰り、8月、9月、10月とオペラ座でワーグナーを積極的に取り上げた。
上記の「タンホイザー」はワーグナーにとっては自身の音楽で再度パリ席捲を狙った因縁の歌劇だった。当時のフランス歌劇では必ずバレエの場面が織り込まれなければならないという伝統に妥協して、第1幕「ヴェーヌスベルク」の冒頭を改作してバレエ音楽を加えたが、それでも1859年の初演は大失敗に終わり、その後20年以上も取り上げられることはなかった。この1900年代の初めでもビュッセルらの尽力でようやくワーグナーの作品がフランスの聴衆に浸透され始めた頃である。
マルト・シュナル(Marthe Chenal, 1881-1947)はこのときはまだデビュ2年目の新進歌手(26歳)だったが、やがて第一次世界大戦が勃発すると、オペラ=コミック座の舞台でフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」(La Marseillaise)を頻繁に歌って国民を鼓舞したことでも有名になった。

*参考サイト:Marthe Chenal, la diva des années folles(歌姫マルト・シュナルのサイト:仏語)
**これまでの関連記事france100.exblog:8月のオペラ座「ワルキューレ」(1907.08.20)

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by utsushihara | 2007-10-14 17:14 | オペラ、音楽、演劇1907-08