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フランス国立図書館(BNF)のデジタル書庫"Gallica"で見つけた百年前の月刊誌「ジュセトゥ」(Je sais tout=私はすべてを知る、という意味)や新聞「フィガロ」(Figaro)等から記事や画像を紹介。(現在1910年で進行中)


by utsushihara

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飛行船「パリ市」号の運航

飛行船「パリ市」号の運航_f0028703_14405939.jpg1907年9月

左掲(←)は飛行船「パリ市」(Ville de Paris)号の技師カプフェレ(Kapferer)氏である。氏はこの新しい飛行船の操縦桿を握り、パリおよびパリ郊外上空の数多くの遊覧飛行を行なっている。

出典:BNF-Gallica #102981 « Je sais tout » No.34; Nov. 1907

[ Ψ 蛇足 ]
この月の号には別頁に「空から見た都市」(Les villes vues du ciel, par François Peyrey)と題した記事が掲載されている。その主旨は、近頃は何でもかんでも「飛行船」(Dirigeable)や「飛行機」(Aéroplane)ばかりが騒がれており、その先祖たる「気球」(Ballon sphérique)が忘れ去られようとしている。「飛行船」はデリケートな乗り物で、操縦が難しく、事故も多い。気球はその点簡便で、飛行船が到達できない高度まで上昇できる。ということで、気球飛行の魅力、特にその高さから見下ろせる都市の景観を語っている。
飛行船「パリ市」号の運航_f0028703_14412896.jpg右掲(→)はその記事中の写真の一枚で、高度350mから見たトロカデロ広場付近である。説明では「…その周辺の大きな通りはカリバー旅行記の小人国リリパットの町 (une ville Lilliputienne)の通りにしか思えない。」とある。21世紀現在のシャイヨー宮の両翼の中心部に今は取り壊されたトロカデロ宮(Palais du Trocadéro) が見えるのが興味深い。

*参考サイト:Les Vieilles Tiges d’Hier et de Demain; Henry Kapferer(仏語)アンリ・カプフェレ(Henry Kapferer, 1870-1958)の略伝
**これまでの関連記事france100.exblog:
(1)飛行船「パリ市」の初飛行(1906.10.17)
(2)カルーソの友情出演(1906.10.25) 旧トロカデロ宮(Palais du Trocadéro)の写真

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by utsushihara | 2007-09-22 14:39 | スポーツ、乗物、探検1907-08