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フランス国立図書館(BNF)のデジタル書庫"Gallica"で見つけた百年前の月刊誌「ジュセトゥ」(Je sais tout=私はすべてを知る、という意味)や新聞「フィガロ」(Figaro)等から記事や画像を紹介。(現在1910年で進行中)


by utsushihara

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シャンゼリゼで初めての映画上映

シャンゼリゼで初めての映画上映_f0028703_21472854.jpg1907年9月15日(日)

シャンゼリゼ界隈は洗練された地区のうちでもいまだに映画館を持たないおそらく唯一の地区だったのだが、このたびこの空白を埋めるために「シネマ・ホールズ社」の協力で9月15日からシャンゼリゼのフェミナ劇場で週4回の映画上映が始められることとなった。木曜の午後1回と日曜の午後2回(2:30と4:00)および日曜の夜9:00である。
フェミナ劇場はとても新しく、とても快適で、映画の上映は厳密に家族向けに限られており、他の上映館のようにひどく混みあった観客と肘がぶつかるようなことなく第一級の出し物を見ることができるだろう。
上映作品は「シネマ・ホールズ社」から供給され、日曜日ごとに完全に入れ替えられる。座席の料金は1フランと2フランに決められている。

出典:BNF-Gallica #102981 « Je sais tout » No.34; Nov. 1907 (Notes des éditeurs)
画像 Crédit d’image : © Wikimedia

[ Ψ 蛇足 ]
リュミエール兄弟が史上初の映画を公開したのは1895年3月19日カプシーヌ大通りにあるグラン・カフェのサロン・アンディアン(Salon Indien du Grand Café)においてであった。それから10年余りの月日が経った。彼らはその後映画には将来性がないと判断してジョルジュ・メリエス(Georges Méliès)に事業を譲渡してしまった。一方で映画が自動車や航空機と同じように発展する可能性を確信した人々は少なくなく、特に1906年以降、各国でも映画産業がものすごい勢いで発展していくことになる。上記記事中の「シネマ・ホールズ社」(La Société des Cinéma-Halls)の詳細はまだ入手できないが、興行としての映画上映の配給元として台頭してきたことがうかがえる。

*参考サイト:Wikipedia(英文)Auguste and Louis Lumière

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by utsushihara | 2007-09-14 21:45 | オペラ、音楽、演劇1907-08