フランス国立図書館(BNF)のデジタル書庫"Gallica"で見つけた百年前の月刊誌「ジュセトゥ」(Je sais tout=私はすべてを知る、という意味)や新聞「フィガロ」(Figaro)等から記事や画像を紹介。(現在1910年で進行中)


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2008年 01月 29日 ( 1 )

ベートーヴェンとテレーゼ・フォン・ブルンスウィック

f0028703_1749745.jpg1908年1月

ハンガリーから興味深い情報が「芸術家世界」誌(Monde Artiste)に寄せられている。それはベートーヴェンがピアノ・ソナタ嬰へ長調を献呈したテレーゼ・フォン・ブルンスウィック伯爵夫人に関するものである。
1793年、18歳のテレーゼはウィーンの宮廷に姿を現わした。彼女は美しく才気にあふれ、4ヵ国語を話し、多くの人々の気を引きつけた。この頃彼女は音楽を身につけたいと望み、ベートーヴェンがレッスンをすることになった。3歳の差でしかなかった。そして彼らは最初の出会いから互いに愛するようになった。テレーゼは彼を《音楽のミケランジェロ》と呼び、心底から熱愛し、自分の肖像画に以下の献辞を添えて贈ったものが見つかった。

      まれなる天賦の才に
      偉大なる芸術家に
      比類なき人に

70歳を過ぎてもテレーゼ・フォン・ブルンスウィックは見事にベートーヴェンの作品を演奏していた。伯爵夫人はとても信仰心が深く、ベートーヴェンの死後は福祉活動に身を捧げた。彼女はハンガリーで最初に幼稚園を設立した。彼女は1850年にブリュンで死去した。76歳だった。常にベートーヴェンの思い出を大切にしていた。

出典Crédit:©BNF-Gallica #287980 « Le Figaro » le 27 Jan. 1908
画像 Crédit d’image : © The Project Gutenberg eBook, The Loves of Great Composers, by Gustav Kobbé
Beethoven and his "Immortal Beloved"(ベートーヴェンと不滅の恋人)
[Illustration: Countess Therese von Brunswick, from the portrait by Ritter von Lampir in the Beethoven-Haus at Bonn. Redrawn by Reich.]

[ Ψ 蛇足 ]
テレーゼ・フォン・ブルンスウィック(Therese von Brunswick, 1774-1850)は、ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827)の「不滅の恋人」のうちの1人と目されている。献呈したピアノ・ソナタ第24番「テレーゼ」は、名曲「熱情」ソナタの次に来る作品で、10分足らずながら技巧的かつ情熱的な作品と言われている。
テレーゼ・ブルンスウィックが結婚していたかどうかは専門家にまかせたいが、献呈の表紙には独仏語交じりで「ソナタ嬰ヘ長調、テレーズ・ド・ブルンスウィック伯爵夫人へ」(Die Sonate in Fis-dur, A Madame la Comtesse Thérèse de Brunswick)表記されている。Comtesse は伯爵夫人と訳すか、女伯爵と訳すか微妙だが、一応伯爵夫人とした。

別の史料では、1799年頃ベートーヴェンはブルンスウィック姉妹のレッスンに長い時間をかけて、労をいとわずに彼女たちの指を抑えたり曲げたりした、と彼女たちが回想している。

*参考サイト:
(1)Beethoven : Piano Sonata No. 24 (Sonate à Thérèse) in F# major, op. 78 ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調『テレーゼ』作品78
(2)8 notes.com; Ludwig Van Beethoven - Für Elise sheet music「エリーゼのために」のピアノ楽譜
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by utsushihara | 2008-01-29 17:42 | オペラ、音楽、演劇1907-08