フランス国立図書館(BNF)のデジタル書庫"Gallica"で見つけた百年前の月刊誌「ジュセトゥ」(Je sais tout=私はすべてを知る、という意味)や新聞「フィガロ」(Figaro)等から記事や画像を紹介。(現在1910年で進行中)


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2008年 01月 21日 ( 2 )

イザイのパリ演奏会

f0028703_22151483.jpg1908年1月21日(火)

最も優れたヴァイオリン奏者ウジェーヌ・イザイ氏は、先般ロシアで名器ストラディヴァリウスを盗まれたが、1月21日午後9時からパリのラ・ボエシ街45番地のガヴォー楽堂でパリ・フィルハーモニック協会の演奏会でその素晴しい音色を聴くことが出来る。曲目は:
①バッハ(Bach): ヴァイオリン・ソナタ イ長調
②ヴィタリ(Vitali): オルガン伴奏付きのシャコンヌ
③ジェミニアーニ(Geminiani): ヴァイオリン・ソナタ
④ワーグナー作曲、ウィルヘルミ編曲: ジークフリート牧歌
⑤イザイ(Ysaye): サン=サーンスの主題による奇想曲(Un caprice sur un thème de Saint-Saëns)
となっている。そして素晴しい歌手スウィントン女史がプログラムの最後を飾る。
入場券は、ガヴォー楽堂およびマドレーヌ広場4番地のデュラン社で取り扱っている。

出典Crédit:©BNF-Gallica #287974 « Le Figaro » le 21 Jan. 1908
画像 Crédit d’image : © Photo RMN : 00-018784 ©Franck Raux
Auteur : Charles Reutlinger (1816-après 1880) photographe
Titre : Eugène Ysaye (1858-1931), violoniste, chef d'orchestre et compositeur belge
Localisation : Musée d'Orsay, Paris

**これまでの関連記事france100.exblog:イザイの名器ストラディヴァリウスが盗難(1907.12.28)

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by utsushihara | 2008-01-21 18:50 | オペラ、音楽、演劇1907-08

自動車タクシー運転手のスト

1908年1月21日(火)

ネイ大通りの自動車タクシー総合会社の運転手たちは新たにストを開始した。目的は賃金ではなく労働時間のためである。彼らの要求は仕事の開始時刻を朝9時からとすることである。なぜなら彼らのほとんどが仕事を終える時間が午前2時であるためで、加えて週休日取得の恩恵も得たいと訴えている。

出典Crédit:©BNF-Gallica #287974 « Le Figaro » le 21 Jan. 1908

[ Ψ 蛇足 ]
原題 : La grève des taxi-autos
この時代には、交通手段がまだ自動車と馬車が同等の数であり、タクシーと辻馬車とが客引きで競争していた。
他の記事のところで「メーター料金制の自動車」(un taximètre automobile)という表記の単語を見つけた。辞書を引いてみると「タクシメートル」(taximètre)つまり「メーター料金制」は辻馬車にまず適用されていたので、そのままでも「メーター制辻馬車」の意味があったようだ。そして後発の自動車(automobile)もメーター制を導入したので「タクシー=オート」という言い方が出てきたと思われる。
* 単語: 自動車タクシー(=taxi-auto)、ストを開始する(se mettre en grève)

[ 追記 ]
この記事の前日の「フィガロ」には、最近パリで自動車運転手の呼称をどうするべきかの大きな論争(une grande dispute)が起こっている、という記事が載っている。それによれば、親英国派の人々は「ワットマン」(wattman)と呼んでいるのに対し、排外主義の言語学者は何としても「ショファー」(chauffeur)とすべきだと主張している。ロンドンでは、馬車でも自動車でもその操縦者は「ドライバー」(driver)と呼んでいるが、わがフランスでは、馬車の御者は「コシェ」(cocher)で定着しているのに、自動車運転手は意見が分かれている。いっそパリでも自動車は「馬なしの馬車」と考えて、「コシェ」一本で両方に通用すべきではないだろうか、と結んでいる。
フランス語の習い始めの頃、運転手をなぜ「ショファー」(温める人)と言うのか?という素朴な疑問を持ったことがある人は多い。今振り返ってみれば「そう言うからそうなんだ」としか説明のしようがないが、時間の淘汰の中で「ワットマン」がすたれ、「ショファー」が確立した。もう一つ「コンデュクトゥール」(コンダクター= conducteur)という単語も使えないことはないが、なぜかほとんど「ショファー」(chauffeur)になっている。あえて日本語の場合だったらと置き換えてみれば、「運転手」と言うけれども「操縦手」とは言わない、という感じだろうか。
ある仏和辞書では「ワットマン」(wattman)は電車の運転手を指す古語で、しかも仏製英語だったとのことである。

出典Crédit:©BNF-Gallica #287973 « Le Figaro » le 20 Jan. 1908

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by utsushihara | 2008-01-21 13:01 | フランス社会政経1909-10