フランス国立図書館(BNF)のデジタル書庫"Gallica"で見つけた百年前の月刊誌「ジュセトゥ」(Je sais tout=私はすべてを知る、という意味)や新聞「フィガロ」(Figaro)等から記事や画像を紹介。(現在1910年で進行中)


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2008年 01月 18日 ( 2 )

ルパン2冊目の単行本「アルセーヌ・ルパン対エルロック・ショルメス」発売

f0028703_23331676.jpg1908年1月

ご存知のように当社出版部が昨夏刊行して大評判だった「怪盗紳士アルセーヌ・ルパン」を読んだ大勢の人々は皆、モーリス・ルブラン氏がその人物像を決定づけたこの大胆不敵な怪盗の活躍の数々を描いた2巻目を読まずには済まされないだろう。
この本のタイトルは意味深く「アルセーヌ・ルパン対エルロック・ショルメス」となっており、作者は新たな一連の快挙を語ることでこの策謀家への好感度をますます高めている。ルブランは互いに好敵手として認めるフランスの怪盗紳士と英国の名探偵とを面と向かって対峙させる。彼らの間の厳しく容赦のない抗争、つまり驚異的な策略と驚嘆すべき果敢な判断との対決の物語をぜひ読まねばならない。ルパンのひらめきに魅せられ引き込まれた読者は、その冷徹な好敵手に打ち勝つようにと願わずにはいられない。最初の一行から最後の一行まで、誰もが読むことのできるこの本は興味を募らせ、夢中にさせ、楽しませてくれる。

出典Crédit:©BNF-Gallica #102982 « Je sais tout » No.37; Fév. 1908, Notes des éditeurs(編集後記から)

[ Ψ 蛇足 ]
「アルセーヌ・ルパン対エルロック・ショルメス」(Arsène Lupin contre Herlock Sholmès)の単行本の広告は「ジュセトゥ」の1908年2月号(実際は1月下旬に発売)に掲載された。中身は2つの中篇小説から成り、「金髪婦人」(La Dame Blonde)と「ユダヤのランプ」(La Lampe Juive)で前者のほうが1906年11月から6ヶ月間、後者が1907年9月から2ヶ月間、雑誌「ジュセトゥ」(Je sais tout)に連載された。ここで注目されるのは、第1巻の「強盗紳士」ではシャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)だったのが、この初出誌からエルロック・ショルメス(Herlock Sholmès)に変わっていることである。他の作者が創り出した人物を自分の作品に登場させるのはよく考えてみれば確かに道義上よろしくないのは明らかである。f0028703_23334792.jpgこの当時、まだコナン・ドイルも第一線で創作活動をしており、1907年1月号の「ジュセトゥ」には、ドイルの別の短篇「三人の特派員」(Les Trois Correspondants)とルブランの「金髪婦人」3回目の連載がそろって掲載されていたことも興味深い。
ただし名前をもじったからといって、個性を確立した人物を自分の創造した人物と対決させるという「きわどい」援用は人気をますます高めて行ったことは事実となった。(→)右画像は初出誌で「ショルメスが宣戦布告」で乗り出してきたときの場面である。

*参考サイト:「スリムじゃない生活」~作品リストの作品名をショルメスに改めること:K.-A.さんの丁寧な考証に感心させられます。

**これまでの関連記事france100.exblog:「強盗紳士アルセーヌ・ルパン」単行本ついに発売!(1907.06.10)

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by utsushihara | 2008-01-18 23:30 | 文芸、評論1907-08

お手柄ブルドッグ(ベルエポック事件簿)

1908年1月18日(土)

まず先立ってお話しするのは、この犬がパリ警察に新たに配備された警察犬ではなく、少なくとも勇敢にその義務を果たした一介の市民犬であることである。
シャペル広場で居酒屋を営むラペール氏の店に5~6人の集団が入ってきた。主人のラペール氏は、彼らがすでに酔っ払っていたのを見て、酒を出すのをことわったところ、彼らは不意にナイフを取り出して襲いかかってきた。主人はカウンターの陰に逃げ込み、声をあげて助けを呼んだ。店員のルイ・フレジェが飼い犬のブルドッグとともに駆けつけ、フレジェが店主を助けようと戦う間、犬は2人の男の脚にかくも荒々しく噛みついたので、恐れをなした一団はそろって逃走した。
2人のけが人は捕えられ、ラリボワジエール病院に運ばれた。彼らの名前はルイ・デュシェーヌとジュール・ラリオといい、二人とも無職で住所不定だった。勇猛なブルドッグは病院の入口まで彼らについて行った。

出典Crédit:©BNF-Gallica #287973 « Le Figaro » le 20 Jan. 1908

[ Ψ 蛇足 ]
原題:Un chien policier
これはおそらくフレンチ・ブルドッグ(un boule-dogue français)と思われる。
*[慣用句] 勇敢にその義務を果たす(faire vaillamment son devoir)
*[慣用句] 二人とも無職で住所不定(tous deux sans profession ni domicile)

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by utsushihara | 2008-01-18 16:49 | ★ベルエポック事件簿1908