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フランス国立図書館(BNF)のデジタル書庫"Gallica"で見つけた百年前の月刊誌「ジュセトゥ」(Je sais tout=私はすべてを知る、という意味)や新聞「フィガロ」(Figaro)等から記事や画像を紹介。(現在1910年で進行中)


by utsushihara

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「泥棒」と「ポリシュ」の公演

「泥棒」と「ポリシュ」の公演_f0028703_22263686.jpg1906年12月

ル=バルジー夫人は12月7日のルネサンス座での「泥棒」の公演において絶賛を受けた。作者はアンリ・ベルンスタン氏。共演者は、リュシアン・ギトリ、フェリクス・ユグネ、アルキリエールの諸氏とマドレーヌ・ヴェルヌイユ嬢である。いくつかの新聞での熱狂的な賞賛のかたわら、道徳上の観点から異論をはさむ批評も見られた。
「泥棒」と「ポリシュ」の公演_f0028703_22222944.jpg
12月10日コメディ・フランセーズ座で演じられたアンリ・バタイユ氏の異色作「ポリシュ」では、画像(→)左からセシル・ソレル嬢、フェローディ氏、マイエ氏が熱のこもった演技を見せ、各紙の批評もおおむね好意的であった。

出典:BNF-Gallica #102979 « Je sais tout » No.24; JAN. 1907
画像 Crédit d’image : ©CMN: Archives photographiques (Médiathèque du Patrimoine et de l'Architecture)

[ Ψ 蛇足 ]
(画像↑)シモーヌ・ル=バルジー(旧姓ベンダ)(Simone Le Bargy, née Benda; 1877-1985)は20世紀初頭に人気を博した女優で、1902年ジムナズ座で初舞台を踏んだ。18歳のとき20歳以上も年の離れた同じ俳優のシャルル・ル=バルジー(Charles Le Bargy, 1858-1936)と結婚し、一時期は一緒にコメディ・フランセーズで活躍した。その後彼女は離婚するが、ル=バルジーの名前は芸名として使い続けた。再婚相手は元大統領の息子、クロード・カジミール=ペリエ(Claude Casimir-Périer)だった。その後マダム・シモーヌ(Madame Simone) と称し、文筆家として活動しフェミナ賞の選考委員だったこともある。
Quid.fr のフランス文学 (Lettres-Littérature française)の項目によれば、彼女は「グラン・モーヌ(モーヌの大将)」の作者アラン・フルニエ(Alain Fournier, 1886-1914)の出征直前までの愛人であったらしい。

*参考サイト:フランスでは今年(2006)の10月に「グラン・モーヌ」(Le Grand Meaulnes)が久々に映画化されている。
(1) Le Grand Meaulnes – Le site officiel du film(映画の公式サイト:仏語)
(2) Le Point.fr (雑誌「ル=ポワン」No.1777 Web版:2006年10月5日号の記事)Alain-Fournier sans légende(アラン・フルニエの真実:仏語)
(3) 松本さんのBlog 発見記録:アラン・フルニエの「長細い」家、および アラン=フルニエ 伝記の発見

**ル=バルジー関連記事france100.exblog: 「突風」の上演 (1905.10.20)

**セシル・ソレル関連記事france100.exblog:
(1)女優セシル・ソレルの手相&星占い+筆跡占い (1906.11)
(2)「マリアンヌの気まぐれ」(1906.01)
by utsushihara | 2006-12-12 22:20 | オペラ、音楽、演劇1905-06