フランス国立図書館(BNF)のデジタル書庫"Gallica"で見つけた百年前の月刊誌「ジュセトゥ」(Je sais tout=私はすべてを知る、という意味)や新聞「フィガロ」(Figaro)等から記事や画像を紹介。(現在1910年で進行中)


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大作曲家サン=サーンスの手相&星占い+筆跡占い

1906年11月

[ 蛇足の前置き ]
「ジュセトゥ」誌の第22号(1906年11月)には何人かの著名人の手相と星占い、それに筆跡占いの事例を掲載している。
現在では過敏なほどの個人情報保護が叫ばれているが、当時はどうだったのだろうか?少なくとも本人は手のひらの写真を撮らせたのだから、無断ではなかっただろうと思う。ただしどんなことまで指摘・暴露されるかはわからないのだから、しぶしぶだったかも知れない。しかしほとんどの人物は老境に達しており、ほぼ人生の成否の決着がついた人が多い。見方によっては、結果がわかっているから、後追いで占いの分析をもっともらしく付けたのだ、と思われるかもしれない。
いずれにしても「人の運勢を明らかにすることほど興味津々でかつ当惑させられることはない。」と記事の書き出しにも書かれている。

f0028703_17263273.jpg[ 手相と星占い ](サン=サーンス)
1835年10月9日午前7時生まれ。天秤座のもとに生まれたが、月の不規則な動きに影響されている。ここで診断する人物は、生涯の中で多くの栄光と同じくらいの不運を経験している。また、もし彼が一つの分野でより完璧に華々しく活躍するならば、他の十の分野でも注目すべき成果を容易に発揮できるだろう。何と才能に恵まれた人物だろうか!そしてこの手に交叉する線の強さは!
完全な幸福を得るためには、斬新さと珍奇さにあまり心を奪われないことと、自他共にほどほどに満足するよう自尊心を少し抑えることが必要だろう。彼は時勢から少し外れたところで生きているに違いない。f0028703_17271575.jpg
厄介な土星線(*1)が手の中に引かれている。彼は口数が少なく、孤独を好む。太陽線(*2)は芸術家のもので、知識を吸収する異常な天賦の才を示している。しかし感情線(*3)が多くを物語る!過分の言葉と、過分の皮肉と、私にはわからないが、夢の目標にどんなことをしても到達できない隠された不安がある。常に最高のものを熱望しても、己れのもくろみに及ばない人間の力にどれだけ悩んだことだろう!天文学と音楽への非常に強い嗜好がある。詩情とリズムを愛する。現在は不確かではあるが、全体的に見事な上昇が見られる。(占者:ド・テーブ夫人)

(*1)土星線: 中指の下を丸く取り巻くような線。運命を妨害する線とされる。
(*2)太陽線: 薬指の下に縦に現れる線。成功運を示す。サン=サーンスのこの線は異常なほど太い。
(*3)感情線: 小指の下から人差し指のほうに伸びる線。

[ 筆跡占い ]
f0028703_17312227.jpg芸術家や名演奏家の素晴らしい筆致である。活気にあふれた、神経質な、エネルギッシュな、官能的な、そして極めて感じやすい筆跡で、パガニーニ、ドニゼッティ、ヴェルディ、サラサーテのものを想起させる。
分離して簡略化された文字、調和のとれた大文字はすぐれた頭脳、思考の明瞭さを示す。数多くの点は批評精神、場合によって気難しい性格を示す。飾り書きは法王レオ13世と同様に複雑で、最後に理想主義者のように跳ね上がっている。(占者:ロシュタル氏)

出典:BNF-Gallica #102979 « Je sais tout » No.22; NOV. 1906
画像Crédit d’image : © Archives photographiques (Médiathèque de l'architecture et du patrimoine) © CMN

[ Ψ 蛇足 ]
写真は作曲家カミーユ・サン=サーンス(Camille Saint-Saëns, 1835-1921)、ナダール写真館で1906年に撮影したもの。
*参考サイト:
和文ウィキペディア「サン=サーンス」の略歴欄で、簡単ではあるが彼の個性についての興味深いコメントを読むことができる。

サン=サーンス
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by utsushihara | 2006-11-01 17:27 | オペラ、音楽、演劇1905-06