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フランス国立図書館(BNF)のデジタル書庫"Gallica"で見つけた百年前の月刊誌「ジュセトゥ」(Je sais tout=私はすべてを知る、という意味)や新聞「フィガロ」(Figaro)等から記事や画像を紹介。(現在1910年で進行中)


by utsushihara

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「ドン・キホーテ」詩劇版の上演

「ドン・キホーテ」詩劇版の上演_f0028703_1624455.jpg1905年10月16日(月)

セルバンテスの有名な小説から借用した英雄喜劇的韻文劇「ドン・キホーテ」が10月16日コメディ・フランセーズで上演された。
作者のジャン・リシュパンはこの小説の主要人物ドン・キホーテとサンチョ・パンサが活躍する場面を再構成した筋立てを考えた。この劇ではそれが極端に簡略化されているが、小説が語ろうとする主要な出来事で展開され、リシュパン氏の手になるとても美しい韻文によって語られている。

主演のルロワールはその長い手足とともにこの放浪騎士の姿を演じきっていて素晴らしい。他の配役は、ブルーノ(サンチョ・パンサ)、ラシェル・ボワイエ(ダルシネア姫)、ルコント(ドロテア)などである。

出典:BNF-Gallica #102977 « Je sais tout » No.10; Nov.1905
Crédit:Le petit journal, supplément illustré; le 21 mai, 1905

[ Ψ 蛇足 ]
外国作品の固有名詞の呼び方が、紹介されたその国の言葉に微妙に変えられてしまう場合が往々にしてあるが、同じアルファベットでもその国語の流儀で発音が違ってしまうことも多い。ドン・キホーテ Don Quijote(西)がなぜ Don Quichotte(仏:ドン・キショットと発音)になってしまったのか?地名なり、人名なりの読み替えのルールがあったのかもしれない。

この1905年という年が「ドン・キホーテ」が世の中に出されてちょうど300年になるということで、パリのソルボンヌ大学において記念のシンポジウムが5月に開催されたところである。
日本でも2005年に「ドン・キホーテ」の400周年を記念する出版があったりで、この不滅の人物像については多くの美術・文芸に引用される例は今後も後を絶たないだろう。
by utsushihara | 2005-10-16 16:02 | オペラ、音楽、演劇1907-08