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フランス国立図書館(BNF)のデジタル書庫"Gallica"で見つけた百年前の月刊誌「ジュセトゥ」(Je sais tout=私はすべてを知る、という意味)や新聞「フィガロ」(Figaro)等から記事や画像を紹介。(現在1910年で進行中)


by utsushihara

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アルフォンソ13世ご結婚のお相手

アルフォンソ13世ご結婚のお相手_f0028703_1235029.jpg1905年12月

今やスペイン王アルフォンソ13世と英国のバッテンベルグ公女ヴィクトリア=ウジェニーの婚約は既定の事実と考えることができる。
未来のスペイン王妃は、エドワード7世の妹ベアトリス王女と故バッテンベルグ公爵ヘンリーとの間に生まれた。名付け親は元フランス皇妃のウジェニーである。
この元皇妃は、消息筋によると、アルフォンソ13世に宛てて名付け娘の写真に手紙を添えて送ったという。その中で彼女は、いかなる写真技術をもっても公女の美しさは表わしえないし、いかなる文筆の才をもっても彼女の心と知性の本質を描きだせません、と語ったという。
すべての手はずが公女には内緒のうちに進められた。アルフォンソ13世がロンドンを訪問した際に公女と会見したところ、彼女が19歳の青年王に及ぼした印象は大きく、婚礼の準備のためにあやうくベルリンとウィーンへの旅行を取り止めるところであった。
マドリッドの王室内ではアルフォンソ王の恋愛結婚を容認するにいくつかの困難を生じたのは確かである。何度かの説明・説得が繰り返されたあと、若い君主の熱意によりその意志は容認された。
こうしてドイツは婚姻戦略には敗れ去った。そして女性たちは、我々が知る通り、各国王室の運命を左右する役割を演じているのである。

出典:BNF-Gallica #102977 « Je sais tout » No.12; Jan.1906

[ Ψ 蛇足 ]
アルフォンソ13世 Alphonso XIII (英文)は父親の死後生まれたので、誕生と同時に王位に就いた。(1886-1941)英語のページから「日本語版」のページへ飛べます。
画像はバッテンベルグ公女ヴィクトリア=ウジェニー Victoria Eugenie of Battenberg(英文)(1887-1969) 当時18歳。
by utsushihara | 2005-12-13 11:40 | 各国事情1905-06