フランス国立図書館(BNF)のデジタル書庫"Gallica"で見つけた百年前の月刊誌「ジュセトゥ」(Je sais tout=私はすべてを知る、という意味)や新聞「フィガロ」(Figaro)等から記事や画像を紹介。(現在1910年で進行中)


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ベル・エポックの三美神の一人《オテロ嬢》危うく焼死という事故を免れる

1909年9月23日(月)f0028703_18523639.jpg

アントワーヌ劇場の女優が手袋のしみ抜きから大火傷を負うという事件からまだ3日と経たぬうちに同じくらい大惨事になりかねない事故が、かの有名なカロリーヌ・オテロ嬢自身の身の上に起きた。それは彼女のお化粧中の出来事である。
彼女が住むパリ17区フォルチュニー街の邸館の部屋にそのときたまたま一緒だった女友達が事件の詳細を語ってくれた。
「オテロ嬢はお昼ごろ化粧室で髪を洗っていました。彼女は近くの容器に手を伸ばして、中身を巻き上げた髪に振りかけました。その何滴かが隣のガス温水器の炎に飛び散ったと見るや、引火して彼女の髪に炎が広がったんです。」彼女は続けた。
「幸いにも私がそばにいたので、とっさにロシアのナプキンをつかんで、彼女の頭に投げたので炎が消せました。もし彼女が髪をマッサージする前に、注意深く滴が飛び散らないようにしていなければ、すべての容器に火が点いて彼女は火だるまになったかもしれませんよ。」
最小限だったとしても、首筋、のど元、胸、左のわき腹、左腕が火傷した。幸いにも表皮だけで済んだという。ルグラン医師がすぐに駆けつけ、包帯を施し、点眼薬も役にたった。この事故によるオテロ嬢の美貌への影響はほとんどないと思われる。結局、彼女は数日間の休養となった。

出典Crédit:©BNF-Gallica #618756 « Le Petit journal » No.17073, le 24 Sep. 1909
画像 Crédit photographique : © RMN(Musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / Cote cliché : 02-007918 / Fonds : Photographies / Titre : La Belle Otero (1868-1965), artiste de variétés, courtisane / Auteur : Reutlinger Charles (1816-après 1880) (atelier de)/ Localisation : Paris, Musée d'Orsay

[ Ψ 蛇足 ]
ベル・エポックの三美神とは、1890年代にその美貌の頂点で花開いた3人の女性のことを指す。
エミリエンヌ・ダランソン(Émilienne d’Alençon, 1869-1946)
リアーヌ・ド・プージィ(Liane de Pougy, 1869-1950)
カロリーヌ・オテロ(Caroline Otero, 1868-1965)
3人ともほとんど同じ歳であり、1910年近くなれば四十路を越え、名声の勢いでまだ輝いていた頃であろう。(絶世の美女は次々に出現する)

この時代には、身の回りで危険な物質、ベンジンのような揮発性の汚れ落とし、硫酸や塩酸といった化合物、ストリキニーネのような毒物などが頻繁に使用されていたことに驚かされる。

*参考サイト:Wikipedia(仏語)Caroline Otero
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by utsushihara | 2009-09-23 18:51 | フランス社会政経1909-10