フランス国立図書館(BNF)のデジタル書庫"Gallica"で見つけた百年前の月刊誌「ジュセトゥ」(Je sais tout=私はすべてを知る、という意味)や新聞「フィガロ」(Figaro)等から記事や画像を紹介。(現在1910年で進行中)


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ロシアの美人ソプラノ歌手の交通事故

1909年9月3日(金)f0028703_16425792.jpg

マリー・クズニェツォフ女史は、ドイツ中部の保養地バード・キッシンゲンのホテル・レジナで休暇を送っていたが、あやうく深刻な事態になりかねない交通事故に巻き込まれた。ソプラノ歌手を乗せた自動車がヴィンツブルク近郊で農夫の荷馬車と衝突し、彼女は地面に投げ出されたのである。乗り合わせていた女友達は重傷を負った。まことに幸運なことにクズニェツォフ女史は数箇所の打撲傷ですんだが、医師団は彼女に数週間の絶対安静(repos absolu)を命じた。優美な歌姫はサン=ペテルブルクの帝室歌劇場への新シーズンの登場を少し遅らせることとなる見込みである。彼女はマスネの歌劇『マノン』(Manon)を歌うことになっている。

(9月8日付の「フィガロ」紙の記事から)
重大な自動車事故の影響で、マリー・クズニェツォフ女史のマリイン歌劇場への登場は約半月あとに延期された。彼女は『マノン』の公演のあと、初めて『イゴール公』(Le Prince Igor)をシャリアピンと共演する予定で、またカザンリー(Kazanly)の3幕歌劇『ミランダ』の初演にも取り組む。
秋のシーズン後、来年1月にはニューヨークに向けて出発し、メトロポリタン歌劇場で約2ヶ月間彼女の素晴しいレパートリーを披露する。
そして4月初めにフランスに戻り、オペラ・コミック座で『マノン』、『椿姫』、そして恐らく『雪娘』など一連の公演で彼女の美しい声と容姿をパリの聴衆に堪能させてくれるだろう。

出典 Crédit:©BNF-Gallica #288571 « Le Figaro » No.247, le 4 Sep. 1909
出典 Crédit:©BNF-Gallica #288575 « Le Figaro » No.251, le 8 Sep. 1909

[ Ψ 蛇足 ]
(再録)マリー・クズニェツォフ(Marie Kouznietzoff, 1880-1966)は、英米では本名に近い《マリア・クズネツォワ》(Maria Kuznetsova)と言われることが多い。なぜフランスで男名の苗字末尾で通用したのかはわからない。
彼女も稀代の美人ソプラノ歌手として当時もてはやされたが、名前の表記の曖昧さが災いして、検索ではうまく結果が得られないことが多い。

*参考サイト:
(1)Bad Kissingen(英文)温泉保養地
(2)Cantabile-subito : Maria Kuznetsova, Russian soprano(英文)
(3)Wikipedia(英文)Maria Kuznetsova

**これまでの関連記事france100.exblog:美人ソプラノ歌手マリー・クズニェツォフ(1908.02.01)
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by utsushihara | 2009-09-03 16:41 | オペラ、音楽、演劇1909-10